電気代はすでに1年間で722円も値上げされていた!(燃料費調整を通じて)

 今すごい急いでいるので、ざっくり書きます。

 電気代は基本料金、電力量料金(従量)、燃料費調整単価の3つでほぼ決まるのですが、30Aで290kwhを使う家庭(東電の示す標準家庭)の場合、2011年2月(原発事故前)の時点では、6,252円の電気代でした。しかし同じ使用量でも、今年6月の請求は6,974円になるはずです。実に722円の値上げです。

 なぜかというと、先ほど書いた燃料費調整単価というのが、毎月変更されているからです。毎月の変化をグラフにすると、上のようになります。

 さらに、従量料金を、値上げ後の金額にしたのが、グラフの一番右側の跳ね上がっている部分です。7,453円です。

 つまり、最近の報道で私たちは「標準家庭で480円の値上げです」と聞いていましたが、実際に値上げされたら、昨年2月との比較では、実質、1,201円の値上げになるわけです。

 東電はこの部分については触れず、マスコミも取り上げていません。しかし理由は何であれ、東電が約一年の間に700円以上も値上げしているということは、それ自体大問題です。その上、今回の電力量料金(従量)の480円の値上げをするという、二重の問題であるはずです。

 今後も情報を精査し、東電の電気代値上げと、原発再稼働反対の声を大きくしていきたいと思います。ひきつづきご注目ください。

 参考サイト:東京電力燃料費調整のお知らせ(平成24年6月分) http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/fuel/adjust/index-j.html