東電の値上げを止められる政治家の力

 市川房枝の「1円不払い運動」に思う
日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120309/229652/?mlp&rt=nocnt
かつてこの企業を相手に一歩も退かず、一切の政治献金を辞めさせるという大仕事を成し遂げた政治家がいたことを、ご存知だろうか。
市川房枝氏(元参議院議員)。昨年、没後30年を迎えた。
市川氏の回りにはさまざまな知恵者が集まり、企業の政治献金反対、
電気料金値上げ反対運動の実効性を高めていく。「独協大学の宮川淑助教授の提案した『政治献金分の一円不払い運動』や小金井の川崎達氏を中心とする『料金の自動振込みの一時保留』の提案、叉は料金値上げ反対運動等の市民運動も起ってきました」。
 一円不払い運動とは、電気料金のうちの1円を東電の政治献金分と見立て、その分だけ払い込みを減らすことにより、政治献金廃止を求めた動きである。その前提として、電気料金の自動振り込みをやめる動きも広がった。東電は全額を支払わない限り受け取らないとし、滞納が続けば電気を止める姿勢さえ示したという。