対東電 怒り収まらず 夜間 高い値上げ率「だまし討ち」

 2012年6月10日 東京新聞
 東京電力が申請した家庭向けの電気料金の値上げに消費者の怒りと不信が収まらない。経済産業省が九日、さいたま市で開いた公聴会では、夜間の料金単価の値上げ率が大きいことや、東電の経費削減の努力不足に批判が相次いだ。
 川口商工会議所の児玉洋介会頭(68)は値上げの前提となる合理化策が不十分と指摘し、「いったん東電を倒産させて国と新東電が被害者への賠償や廃炉の費用を考えるのが筋ではないか」と述べた。