ガンディー 魂の言葉

■電気の独占は破滅をもたらす
電気はあまねく行き渡り、あちこちの家を照らし、
さまざまな工業製品を生み出している。
しかし電気はひとつの特定の電力会社からしかこない。考えてみよう。
ひとつの企業が、電力という巨大な権力を握ることの恐ろしさを。
電気や水、いずれは空気さえも、利権を得た企業からの
供給に頼ることになったとしたら、それは極めて危険なことである。
このような独占という暴力は、結局は破滅をもたらすことになる。

■天災という暴力の先へ
日本で起きた大地震は、神の怒りにふれた結果なのだろうか?
(注:関東大震災
なかには天災は罪深い人間への天罰だ、と説く人がいるが、それは違う。
自然はときに残酷な暴力となって、人々に降りかかる。
けれどもあらゆる出来事には意味があると考えるなら、
わたしたちは自然の猛威さえからも、目をそらさずに何かを学び、
救いの道を探るべきではないだろうか。

■文明と呼ぶに値しないもの
この文明は文明と呼ぶに値しない。
しかし、近代文明にすっかり毒されている人々は、これが本物だと信じて疑わず、無意識のうちに近代文明を擁護しているのだ。
眠って夢を見ている人は、夢の中で起こったことを現実だと思い込み、
目が覚めて初めて間違いに気づく。
近代文明という厄介を背負いこんでいる人は、ちょうどこの夢見る人と同じである。

■便利な文明の利器はいらない
文明の利器は便利な暮らしをもたらしたが、
わたしたちに及ぼした損害も計り知れない。
しかしどうして文明そのものを非難できるだろう。
わたしたちが欲したから、生み出されたのだ。
もしわたしたちが『いらない』と声をあげていたら、
もっと正しい道を歩めただろう

■主張は行動と生きざまで示せ
何かを訴えたい、意思表明したいと思ったときに、
それを話したり書いたりする必要はない。
行動し、生きざまで示すしかないのだ。
わたしたち一人ひとりの生きざまを、生きた教科書にしよう。
誰もがそこからまなびとることができるように。

■これは、決して到達できない理想であるかもしれません。しかしだからといってそれに向けて努力することをやめる必要はありません。

■人は正しいと信じるときには、その行為をためらってはなりません。

■わたしは夢想家ではない。実際的な理想主義者であると自認している。非暴力の宗教は、たんに賢者や聖者たちのためのものではない。それは同様に、一般庶民のためのものである。

■いままでの経験は、暴力の勝利が短命であることを語っている。それはいっそう大きな暴力をひき起こしてきただけである。

■わたしは、非暴力の実践のあまりに貧しい見本です。ですから、わたしの答えはあなたを納得させないかもしれませんが、わたしは自分なりに懸命に努力しています。

■明日、死ぬと思って生きなさい。
 永遠に生きると思って学びなさい。

幸せとは、
あなたが考えることと、
あなたが言うことと、
あなたがすることの、
調和が取れている状態である。

… 重要なのは行為そのものであって、
結果ではない。

行為が実を結ぶかどうかは、
自分ではどうなるものではなく、
生きているうちにわかるとも限らない。

だが、
正しいと信じることを行いなさい。

結果がどう出るにせよ、
何もしなければ、
何の結果もないのだ。