東電、電力供給に余裕見込む 石炭火力新設計画に疑問

 東京新聞 2013年5月23日

 東京電力が2019〜21年度の間に運転開始を目指す計260万キロワットの石炭火力発電所の新設計画を取りやめても、供給力には余裕があり、需要がピークとなる夏場を乗り切れる見通しとなったことが23日分かった。

 節電が予想以上に定着し、新たな予測で21年夏のピーク需要を約400万キロワット下方修正したことが理由。東電は共同通信に、新設しなくても対応できる見通しだと認めた。しかし、1日を通して使う「ベース電源」として、石炭火力など比較的発電単価が安い発電所を増やす必要があるとして、計画変更を否定した。(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013052301001995.html