東電川崎支社に直接抗議してきた!

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 東電川崎支社に抗議に行ってきた! 報告します。関係者が川崎駅に集合。(写真)

 こちらは6人、東電側は川崎地域料金グループの2人。

 川崎支社は窓口が閉鎖されていて、裏口(通用口)から入るようになっている。では、早速。(写真)

 建物に入ろうとすると、まず「ここで過払い金をお返しする。中には入らないでください」と、いきなり失礼なことを言い出すので、一同、猛烈に怒る。結局、会議室に通された。まず抗議文の読み上げと、手渡し。(写真)

 参加者から「東電社員のみなさんは、原発事故をどう考えているか」と聞く。(社員)「個人的な考えは、ここではちょっと、、、」

 「それじゃ、仮定の話ですが、どこかの会社のトラックがあなたの家に突っ込んできて家族が死に、家がメチャクチャになり仮設住宅に住むことになったが、運送会社は明日から事業再開し、これまでどおりトラックをがんがん走らせるという。そんなことになったら、どう思いますか」

 (東電社員)「いい気持ちはしないと思います」

 そりゃ、そうだよね! 実際、原発事故がなければ死ななくて済んだ人たちが、もう千人も死んでいるんだから、このことは東電社員にはよく考えてもらわなければならない。

 「東電、変わりましたか?」

 (社員)「社内にいる者としては、少しづつ変わってきたと感じるけれど、傍目にはわかりにくいだと思う。胸をはって変わった、とは言えません」

 話はあまり盛り上がらなかったので、用意してきた「大飯原発差し止め判決要旨」を、双方の全員で分担して、音読してみた。

 「どう思いますか」

 (社員)「考えさせられる内容ですが、関電さんのことなので・・・」

 よその会社のこと、で済むわけないじゃん! 原発の本質は同じ。地球の上で、0.3%の面積しかない日本で、地震の1割が発生している。そんなところに原発を作ったことが、そもそも間違いだと思いませんか。というようなことを言う。

 (社員)「・・・。」

 このあと、東電の労働組合原発推進派であることや、被曝労働、自民党への献金のことなどを話す。

 「世の中が東電をどう見ているのか、この記事を見ればわかると思いますよ」

 と、ちょうど新聞に載っていた検察審査会による東電幹部の起訴相当議決の記事を渡す。

 なかなか自分たちの意見は言えないのが社員のつらいところだろう。そのかわり、帰還困難地域に派遣された話などがあって、そこは興味深かった。

 (社員)「地震のあとのまま、誰もいない町で草を刈ったり・・・複雑な気持ちになりました」

 今回は、こちらからたくさんの資料を持ってきて、かわりばんこに読んだりしたが、次回は東電側からも何か読んでほしいものがあったら提供してくれと、要望した。(写真)


 信頼を回復したいなら、東電は変わらなくてはならない。それも、現場から。
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発行:電気代一時不払いプロジェクト
http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/20120217/
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