「東電の賠償計算おかしい」被災農薬会社が提訴

12月3日 読売新聞
 東京電力福島第一原発事故福島県大熊町内の主力工場が約1か月間操業できなくなったために損害が生じたとして、東証2部上場の農薬製造会社「アグロカネショウ」(東京都港区)は3日、約1億7300万円の賠償を東電に求める訴訟を東京地裁に起こした。
 訴状などによると、同工場の生産機能を県外に移転するまで製造がストップしたが、東電が示した賠償の枠組みでは、生じた損害の6割程度しか補償されないという。同社側は、「東電の賠償金の計算方法がおかしいことを明らかにしたい」としている。
 東京電力の話「訴状が届いておらず、回答を差し控えたい」