原発オフサイトセンター 一般電気工事も系列に

2013年1月8日 東京新聞
原発事故の対策拠点となるオフサイトセンター(OFC)の支援業務をめぐり、独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)が、各地で電力会社の系列会社に不透明な発注をしていた問題で、ごく一般的な電気工事も、系列会社に発注していたことが分かった。
随意契約とはいえ、複数の業者から見積もりを取り、より良く、より安くを模索するのは当然のこと。JNESの運営費は、電気料金という半ば国民の税金で賄われている。だが、担当者は「1社からしか見積もりは取っていません」。
「専門家集団」を名乗るJNESだが、今回の問題をみる限り、情報もなく、責任感もなく、ただ仕事を従来通りの慣例で丸投げしているだけの組織とのそしりは免れない。