東電は精神的賠償を3月で打ち切る一方で、4月から東電社員年収アップ?

「精神的賠償 東電打ち切り」東京新聞 2013年2月1日)によると、放射線量が局地的に高い「特定避難勧奨地点」に指定し、昨年12月に解除した福島県内の129世帯について、東電は31日、精神的損害の賠償を3月いっぱいで打ち切ると明らかにした。(政府は指定解除したが)放射線の不安から帰還しない住民も多いのに。
同じページに都内に避難していた郡山市住民「49歳孤独死 避難者同士に溝」「年代や被災の差で」との記事。死後1カ月で、同じ避難者でも年代や避難の事情の溝あり、孤立を深める現状があり、避難者同士の交流サロンもあるが年代差などで参加しにくかったり、強制避難させられた人と、自主避難の人では賠償金にも差が出てしまい、「やっかみなどもあると聞く」とのこと。

また一方東電は:
東電年収、大企業を上回る 社員平均46万円増の571万円 25年度
2012.5.31 産経新聞
 東京電力が、平成25年度の社員一人当たりの平均年収を571万円と、今年度より46万円引き上げることが31日、分かった。申請中の家庭向け電気料金値上げのコストに織り込んでいる。今年度見送った夏の賞与を来年度は復活させる前提で原価を見積もったため。値上げ審査のなかで批判を受けそうだ。
東電は、今年度の夏の賞与については支給を見送る一方、今冬や来年度については「組合との合意ができていない」として支給を計画。25年度の平均年収は571万円と、逆に大企業平均を上回る。
 有識者らによる値上げ審査の専門委員会では「公的資金が入った企業の給料とは思えない」などとすでに批判が噴出していた。