東電、越谷市などに4億円賠償 放射性物質対策の費用

埼玉新聞 2013年2月22日
 越谷市など5市1町でつくる東埼玉資源環境組合(管理者・高橋努越谷市長)は22日、東京電力から福島第1原発事故による損害賠償金として、計約4億3481万円の支払いに応じるとの回答があったと発表した。
 同組合によると、越谷市にある第1工場ごみ焼却場での放射能測定費用や放射性物資が含まれる焼却灰の一時保管費用など、2011年度分の約4億3530万円を昨年11月に請求し、ほぼ認められた。
 高橋市長は「請求額に対し、ほぼ満額の回答を得て、安堵(あんど)している。12年度の放射性物資対策に要した経費についても請求していくので、誠意ある対応をお願いしたい」とコメントした。