「原発ホワイトアウト」著者インタビュー(そもそも総研)

 公開日: 2013/11/27
 https://www.youtube.com/watch?v=SNHDg9eebvk

■ とにかく一番伝えたかったんだというのは何ですか?

電力のモンスターシステムですね
我々が払ってる電気料金の中に非常に大きな無駄があって
本来競争的にやれば払う必要のないようなものが支払われていて
それを"たまり金"のように集めて

<電力のモンスターシステム
・電力会社が取引先業者に相場の2割増で発注
・1割5分は取引先の取り分
・残りの5分は電力会社と業界団体へ預託
・預託金は政治献金、パーティー券購入、マスメディア対策
・発注額は年間約2兆円
・業界団体の預託金は800億円
・コストとして電気料金に転嫁

モンスターシステムの前提は電気料金の総括原価方式

■ 電気料金の総括原価方式の問題点とは

(電力会社は)お金が掛かれば掛かるほど
消費者に転嫁できる仕組みが総括原価方式なわけですから
これは掛かれば掛かるだけ利ざやっていうか
"たまり金"はたくさん増えるっていうことですよね

相場からみておかしくないギリギリの値段で高め高めに発注する
それで皆から喜ばれる
それでちょっと"溜まり金"を預託してもらうと
その使い道は私達のこういう仕組みを守るため、
皆の利益のために使いましょうねと

一番守りたいのは地域独占であり、総括原価方式と
その中で最も金が掛かるのは原発だから
効率よく金が儲けられるのは原発だから
原発も是非やりましょうということになるわけですね