福島5、6号機 廃炉決定 来月末 東電、経産省に届け出

 2013年12月19日 東京新聞

 東京電力は十八日、取締役会を開き、福島第一原発5、6号機を来年一月末で廃炉にすると正式に決め、経済産業省に届け出た。重大事故を起こした1〜4号機を含め、福島第一原発の六基すべての廃炉が決まった。地元の福島県などは二年二カ月前から廃炉を求めており、東電の決断は遅かった。
 従来なら本年度に計上する損失額は計二千億円程度になるはずだったが、国が十月に電力会社の廃炉負担を複数年に分割できる新しい仕組みを導入したため、本年度の損失額は大幅に減る。