賠償金返還請求「高線量下、作業したのに」

 毎日新聞 2014年01月04日

希望失い…東電の若手が続々退社、悔し涙
 東京電力から賠償金の返還請求を受けた男性社員のうち一人は、福島第1原発の事故直後、吉田昌郎・元所長(死去)の指揮の下、最前線で収束作業に当たった。高い放射線量の中、震えながら作業したが、会社の対応は冷たい。希望を失い若い社員が次々と退社していく。士気の低下は著しく、廃炉作業に暗雲がたれこめている。