東電:2期連続黒字 経常益1300億円見通し

 毎日新聞 2014年10月25日

東京電力が、2015年3月期決算(単独)で1300億円程度の経常利益を上げる見通しになった。柏崎刈羽原発新潟県)の再稼働や、電気料金の再値上げなしで2期連続の経常黒字を達成する方向だ。
 東電は「設備投資の先送りは限界に近く、柏崎刈羽原発再稼働の時期を見通せなければ、来年度以降の収支は厳しい」(幹部)として、12月に電気料金の再値上げの是非を判断する方針だ。だが、再稼働なしで1000億円超の黒字を確保する中、利用者の反発も予想される。