102歳自殺で東電提訴へ 遺族「事故後、避難悩み」

 2015年7月28日 東京新聞

 東京電力福島第一原発事故による強制避難を前に精神的に追い詰められたとして、2011年4月に福島県飯舘村の自宅で自殺した大久保文雄さん=当時(102歳)=の遺族3人が、計約6000万円の賠償を東電に求め福島地裁に提訴することが分かった。29日に提訴する予定。
 家族に「避難したくない。ちょっと長生きしすぎたな」と漏らしたという。
 翌十二日朝、自分の部屋で首をつって亡くなっているのが見つかった。