米兵「被ばく」、東電が争う姿勢 連邦地裁に書面提出

 2013年6月22日 東京新聞
 【ロサンゼルス共同】東日本大震災の被災地支援で三陸沖に派遣された米原子力空母の乗組員らが、東京電力福島第1原発事故で被ばくして健康被害を受けたとして東電に損害賠償を求めた訴訟で、東電は21日、カリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁に訴えを退けるよう求める書面を提出し、全面的に争う姿勢を示した。
 東電は、原発事故をめぐる東電の行為と健康被害について原告は因果関係を説明していないと主張。また裁判で争うなら、事故の現場がある日本で行うべきだとした。
 原告側は、東電が事故で放出された放射性物質の危険などについて正しい情報を伝えなかったなどと主張している。