講演会: 電力料金は何故上がる?

      −電力料金制度における法的課題と電力自由化の行方−
       〜平成25年度 環境法研究会 定例研修〜

○日 時  2013年7月24日(水)午後6時〜午後8時
○場 所  弁護士会館10階1003号室
○講 師  高橋洋氏(富士通総研経済研究所主任研究員)
      水上貴央氏(弁護士)
○主 催  第二東京弁護士会 環境法研究会
○共 催  第二東京弁護士会 研修センター
○参加費  会員 500円 / 非会員 1,000円
☆参加申込:事務局長 粟谷しのぶ
        TEL: 03-3432-1475 / FAX: 03-3437-3986
       E-mail: awaya@cosmos-law-office.jp

各電力会社が、火力発電の燃料費増加を理由に電力料金の値上げを
強行している。東京電力は昨年9月、関西電力は今年5月に値上げ
を実施、四国電力東北電力も今年7月の値上げを経産省に申請し
た。電力料金は電力事業法に基づき「総括原価方式」によって決定
されているが、市場原理に反したこの料金決定方式には多くの批判
が寄せられている。
経済産業省有識者会議「電力システム改革専門委員会」は、今年
2月15日に報告書をとりまとめ、電力小売の自由化や発送電分離
とともに総括原価方式の廃止を示したものの、電力料金を含めたエ
ネルギー法制の改革を実現するには多くの課題があると考えられる。
今回の研修会では、?消費者委員会東京電力問題ワーキンググルー
プの外部有識者の一人で弁護士の水上貴央氏に、消費者委員会にお
ける電力料金値上げに係るこれまでの議論を交えて、「総括減価方
式」の仕組みと電力料金値上げの法的課題等についてお話いただい
た上で、?電力自由化の第一人者である高橋洋氏に、電力自由化
電力料金にもたらす影響、上記報告書の評価及び今後の展望等につ
いてお話いただき、電力料金を中心にエネルギー法制の現状と課題
について考えたい。
多数のみなさまの受講をお待ちしております。