米国電力会社が三菱重工業に損害賠償を請求

  
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たんぽぽ舎【TMM:No1907】 2013年7月22日

   米国電力会社が三菱重工業に損害賠償を請求
   20年間保証の蒸気発生器がわずか1年で損傷したため
                     山崎久隆(たんぽぽ舎)

 メルマガ=地震原発事故情報【TMM:No1871】(2013年6月17日発信)でお伝えした「米国で蒸気発生器損傷で原発廃炉に。原因は三菱重工の設計ミス」について、7月18日には三菱重工業に対してサザンカリフォルニアエジソン社から「紛争通知」が送られてきました。
 この通知書は、三菱との守秘義務に抵触する部分を除き日英二カ国語で公表されています。そのうち日本語は下記のサイトにあります。
 (http://www.songscommunity.com/docs/SONGS_MHI_NOD_jp.pdf )
これに対する三菱重工業の反論も公表されており、下記のサイトに掲載されています。 (http://www.mhi.co.jp/notice/notice_130719.html )

 このニュースは日本では報道されていません。そのうえ「日本の原子力技術は世界一」などと根も葉もないデマ宣伝が与党政治家を中心に行われ、新たな「技術神話」が作られています。
 三菱がサンオノフレ原発に取り付けた蒸気発生器と同型のものは日本にはありませんが、蒸気発生器の大規模損傷は、地震の際にも起こりえるとしたら、同じリスクを抱えることにもなりかねません。