原発「政府広報」

広告批評』編集長だった天野祐吉さんのブログからです。
もう「だまされた」なんて言えません。

 http://amano.blog.so-net.ne.jp/2011-07-08
政府広報ってなんだ [ことばの元気学]
これ、1982年から86年にかけての「政府広報」です。
原発の安全性をアピールするものの中からほんの一部を選びました。
広告批評」の87年6月号で、こうした広告をたくさんとりあげ、
高木仁三郎さんにこまかくその嘘を指摘してもらったり、
広瀬隆さんと野坂昭如さんに反原発論を書いてもらったりしたのですが、いま改めてこうした政府広報を見ると、そのこわさにぞっとしてしまいます。

敦賀発電所事故の教訓を生かして 安全確保にいっそう努めます」

福島第一原発の大事故があったばかりなのに、いままた原発は安全だからと、経産省は日本各地で休止中の原発の運転を再開しようとしています。
そのうち、新聞にまた、こういう政府広報がのるかもしれませんよ。
敦賀発電所」のところが「福島第一原発」と書き換えられて。


http://amano.blog.so-net.ne.jp/2011-05-30
原発という贈り物 [ことばの元気学]
これ、24年前、1987年に・・・出した原発の広告です


http://amano.blog.so-net.ne.jp/2011-07-11
続・原発広告 [ことばの元気学]
「いまや、原子力発電もクルマ、カメラなどと並んで世界に誇れる技術です」
そうですか。先日もNHKの討論番組で原発推進派の技術者の方が、
「世界一安全な原発をつくりたい」と言っていましたね。すごいですね。