廃炉や汚染水対策に巨額費用 電気料値上げ 強まる圧力

 2013年9月20日 東京新聞
 東京電力福島第一原発5、6号機(福島県)の廃炉は電気料金に影響を与える可能性がある。これまでのルールなら電気料金は安くなるはずだったが、国は電力会社がつぶれないよう会計ルールを変更する方針で、消費者はこれまで通りの料金を負担し続けることになる見通し。一方で東電の広瀬直己社長が一兆円の追加予算の確保を約束したことで、値上げの可能性も出ている。
 茂木敏充経済産業相は記者会見で「まずは東電が経営努力し、そのうえで料金(値上げの)申請があった場合には最大限の努力をしているかどうか厳正に審査する」と話した。