福島原発事故の風評被害 東電 補償打ち切り通知

2013年10月5日 東京新聞
 東京電力福島第一原発事故による風評被害で売り上げが落ち込んだ県内の事業主に対し、事故以降、損害賠償をしてきた東電が、一部の事業主に今年三月以降の補償を打ち切ることを文書で伝えていたことが四日、分かった。
東電によると、今年三月以降、観光物産関連の事業主や農家などに個別に文書を郵送しているという。
 これを受け、社民党県連は同日、「原発事故補償打ち切り110番」を十五日に開設すると発表し、午前十〜午後四時まで事業主らから電話で相談を受け付ける。
 補償打ち切り110番は=電029(221)6811

東電栃木支店の担当者は5日、「茨城県と同様の対応を取っている」と話した。