東電、利用者負担増で黒字 9月中間 税金投入、先見えず

2013年11月1日 東京新聞

 東京電力が三十一日発表した二〇一三年九月中間連結決算の経常利益は、千四百十六億円と上半期として三年ぶりに黒字に転換した。しかし黒字化は料金を引き上げて利用者に大きな負担を強いた結果であり、さらに広瀬直己(なおみ)社長は記者会見で、「柏崎刈羽原発新潟県)の再稼働がなければ収支は厳しい」と再値上げに言及した。
 同社にはすでに一兆円の税金が注ぎ込まれており、国民と利用者の負担増に終わりは見えない。