東電、原発再稼働で1千億円黒字 収支計画原案で明らかに

 2013年11月15日 東京新聞

 東京電力が取引銀行に対して14日示した収支計画の原案が明らかになった。柏崎刈羽原発新潟県)が来年7月に再稼働すれば、2015年3月期に約1千億円の経常利益が出ると予想。逆に、来年度中に再稼働しない場合は約800億円の経常損失になるとしている。
 10%の電気料金値上げによる収支見通しも示しており、同原発の審査の進行次第では値上げ議論が再燃する可能性がある。東電が原発再稼働を再建計画の前提に据えていることがあらためて明確になった。
東電は5千億円の融資を要請する予定で、各金融機関は検討を急ぐ。