再生エネ買い取り費用 上乗せ料金2倍に 4月分の電気料金から

 2014年3月26日 東京新聞

 自然エネルギーの普及を目指す「固定価格買い取り制度」について、経済産業省は25日、買い取りにかかる費用を電気料金に上乗せする「賦課金」を2倍近く引き上げ、全国一律で1キロワット時当たり〇・75円にすると発表した。
月に300キロワット時を使うモデル世帯では、2013年度の月額120円から、14年度は225円に上がる。5月に支払う4月分の電気料金から反映される。
 賦課金が引き上げられるのは、太陽光発電の急速な拡大で買い取る量が増えたため。経産省は同日、1キロワット時当たりの14年度の買い取り価格を引き下げることを決めたが、それでも買い取り費用の総額は13年度の2倍近い9千億円になると想定。電力の需要予想から1キロワット時当たりに転嫁する額を計算した。