仲介委員の忌避求める 飯舘村民の裁判外手続き

 2015年4月11日 福島民友ニュース

 飯舘村長泥、蕨平(わらびだいら)両地区の住民72世帯77人が東京電力に田畑の賠償増額を求めた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、住民側弁護団は10日、原子力損害賠償紛争解決センターの仲介委員の忌避を申し立てたと明らかにした。東電が賠償基準の根拠として同センターに提出した不動産鑑定書を、住民側に伏せて協議を進めたのは不当だとしている。