電力会社は大口スポンサー

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産経新聞 2012年12月5日
第3部(7)存亡の危機に立つ九響
 日本中が節電に取り組んでいた8月。
全国32のオーケストラが加盟する日本オーケストラ連盟の合同会議が山形市で開かれた。
 会議の合間に加盟団体のメンバーが集まると、電力会社の経営難が自然と話題にのぼった。
いずれのオーケストラにとっても電力会社は大口スポンサー。
経営難によるスポンサー撤退は楽団の経営を直撃する。
 九州唯一のプロオーケストラ「九州交響楽団」も例に漏れない。
末次誠専務理事は表情を曇らせた。
 「一部の交響楽団はすでに電力会社からスポンサー撤退を通知され、来年の公演数が減ると聞いています。影響はこれからどんどん出てくるでしょうね…」

九響は昭和28年、九州の文化振興を目的に設立された。
初代会長は安川電機設立者で九電会長も務めた安川第五郎氏。
3年後にできた九響後援会長は、佐藤篤二●(=郎の旧字体)・九電初代社長が務めた。

原発ゼロ」は・・・社会の「ゆとり」「豊かさ」の象徴である文化・福祉活動もズタズタにしてしまうのである。
そんな殺伐とした世の中で「原発ゼロ」を喜ぶ人が何人いるのだろうか。
産経新聞らしいまとめです)