原燃、地元向け寄付停止へ 消えゆく原発マネー 青森、これまでに50億円

 2013年11月28日 東京新聞

 日本原燃(青森県六ケ所村)は27日、地域振興を担う青森県の外郭団体向けの寄付金を、来年度以降は負担しない意向だと明らかにした。寄付は同村への使用済み核燃料再処理工場の立地に伴い、1989年度から毎年約2億円が支払われ、累計では50億円程度に上がったとみられる。
 この外郭団体は「むつ小川原地域・産業振興財団」。89年の設立時に電気事業
連合会が出した寄付金50億円と銀行借入金の50億円を預金などで運用。