福島の102歳自殺、遺族が東電を提訴へ 避難指示苦に

 2014年11月18日 朝日新聞

 福島県飯舘村で、東京電力福島第一原発事故にともなう全村避難を前に、政府の避難指示を苦にして自殺した大久保文雄さん(当時102)の遺族3人が、東電に慰謝料など約3千万円を求める訴えを来月にも東京地裁で起こすことが14日、わかった。
 大久保さんの義理の娘、美江子さん(61)は14日、取材に「とても元気な人で、原発事故さえなければ今でも一緒に笑っていられた。東電は責任を認めて謝罪してほしい」と話した。