「不適切」経産相批判  東電の賠償打ち切り通知

 11月21日 東京新聞

 東京電力福島第一原発事故風評被害に対する損害賠償を、東電が電話や文書による通知で一方的に打ち切っている問題で、茂木敏充経産相20日衆院決算行政監視委員会で、「親身、親切な賠償という観点から不適切と言わざるを得ない」と批判した。吉川元衆院議員(社民)の質問に答えた。
茂木経産相は「今後このようなことがないよう適切な支払いを指導していく」と述べた。
 また、東京新聞の報道に東電が自社のホームページで「賠償を一方的に打ち切る対応はしていない」と反論していることについて、茂木経産相は、実際に事前の協議なしに打ち切った事例があったと述べ、「誤解を受ける広報は是正する必要がある」と述べた。